災害に備えて!防災備蓄の重要性と非常食の選び方
台風や地震等、様々な災害のリスクが高くなっている現在の日本では、非常食をきちんと防災備蓄することが重要視されるようになりました。しかしついつい防災備蓄が後回しにしてしまうもの。「まだ非常食を準備していない」という人も多いのではないでしょうか?
防災備蓄が重要になる理由は?
なぜ個人や家庭での防災備蓄、非常食の買い置きが重要となるのか?その理由は大きく分けて3つ挙げられます。
「停電」「断水」ライフラインの停止リスク
災害と言うと私達は「地震で家が壊れる」「台風が直撃する」といった甚大な規模を想定しがちです。もちろんこれらの大規模災害も恐ろしいのですが、これだけを考えると「自分が遭遇する可能性は低いのでは」と考える人が多いのが困りものです。
実際の「災害(被災)」は、実はもっと広い範囲で起こります。例えば発電所が地震や台風の被害にあえば、広い範囲で「停電」が起こりますよね。ダムの周辺が水害に遭えば、もっと広範囲での「断水」という被害が拡大します。
電気やガス、水道等のライフラインの停止リスクは、現在の日本では非常に高まっていると言わざるを得ません。「電気や水道が満足に使えない中で数日間を過ごす可能性が高い」ということを念頭に置いて、食品や水を備蓄する必要があるのです。
被災後の配給までの日数
各自治体でも水や非常食の備蓄は行っていますが、その配給開始までには時間がかかるのが現状です。大規模災害の場合、食事配給が正常に行えるようになるまでに4日間かかったというケースは珍しくありません。もちろん、コンビニやスーパー等の配送ルートも麻痺しますから、「店で食品を買う」ということもできなくなります。
政府・自治体による食品・水の補給ルートが確立されるまでの3~4日間は、「家庭」や「企業」での備えが支えとなるのです。
職場等での被災の可能性
地震や停電等の災害は、いつどこで起きるかわかりません。2011年の東日本大震災では、午後の勤務先や出張先等の出先で被災した「帰宅困難者」の問題もクローズアップされました。
電車・バス等の公共交通機関が停止し、自家用車も使えない…このような時、自宅以外での被災では、自治体の避難所に入れなかったり、一時滞在施設での支援対策が満足に行き届かないことも考えられます。「家での備え」だけでなく「勤務先・外出先での備え」も重要となるのです。
災害備蓄で見落としがちな5つのポイント
大規模災害が続く中、防災に対する日本人の意識は高まっています。国民生活センターが行った消費者アンケートによれば、防災グッズの備蓄保有率は48.8%、2人に1人はなんらかの「備え」をしている割合です。
しかし備えているつもりでも、災害に備えた食品備蓄ではちょっとした「見落とし」も指摘されています。代表的なポイントをまとめてみました。
1.ローリングストックだけはNG-「携帯性」を忘れずに
ローリングストックとは、いつも食べている食品を多めに備蓄して使い回す方法を言います。もちろんこの方法も良いのですが、ローリングストックだけに頼り切るのはNGです。
例えば地震や台風等で避難所に行かなくては…という時に、いつものお米やパスタを持っていくわけにはいきませんよね。万一の時にサッと持ち出せる、どこにでも持っていける「携帯性のある非常食」を準備することも大切なのです。
2.「備蓄だから」とコストダウンはNG-味の重要性
防災備蓄の非常食というと「備えるためなのだから味は二の次」と考える方が多いのですが、これは大きな誤りです。被災をした時こそ、人間は「美味しい食事で癒やされたい」「力をつけたい」と考えます。
おいしくない缶詰や味のしないようなビスケットをたくさん買い込んで備えても、万一の時に食欲は湧かないことでしょう。「きちんと美味しい防災備蓄」をすることも重要です。
3.被災ストレスを視野に-甘味や間食も大切
被災時には私達の脳みそは多大なストレスを受けています。そのストレスを解消しようと、「口寂しさ」を感じたり「甘いもの」等の嗜好品を欲しがる人はとても多いです。
「非常時なのだから嗜好品は我慢できるだろう」と考えるのは誤解と言わざるをえません。非常時だからこそ、ちょっとした間食や甘味なども備えておくことが、被災時の自分たちの「心」を救うことになります。
4.自宅で被災とは限らない-オフィスや車の防災備蓄
上でも解説しましたが、災害はどこで起きるかわかりません。たっぷりと自宅に防災備蓄をしていても、オフィスで被災して家に帰れず、ほとんど役に立たなかった…といったケースも多々見られます。
備蓄品は自宅だけでなく職場等にも置くようにしましょう。また車(自家用車)の中などにも非常食を防災備蓄しておくと、防災袋を持ち出せなかった際等にも役に立ちます。
5.傷んでいたら意味がない-定期的な見直し・交換
防災備蓄は一度準備をしたら終わりではありません。食品類・飲料水等は定期的に見直し、賞味期限が切れていないかを確認して、入れ替えを行うことが重要です。
防災備蓄の非常食の選び方・買い方
「これから防災備蓄のための非常食を買いたい」という人のために、非常食の選び方・買い方のコツをご紹介します。
1.長期保存型であること
いくら「防災備蓄は定期的な入れ替えが大切ですよ」といっても、やはり見直し・入れ替えは忘れてしまう…という方は多いです。年に一度のお取替えでは、ちょっと大変ですよね。
防災備蓄の非常食は、3~5年以上の長期保存ができるタイプのものが安心。万一の時に「賞味期限が切れていて、食品があるのに怖くて食べられない」といったリスクを減らせます。
2.「いつもの食事やオヤツ」に近い味
「防災備蓄の非常食だから」といって、コストだけを重視し、あまりにも簡素すぎたりよく知らない味のものを選ぶのは避けた方が良いです。
被災時に「いつもと変わらない」と安心できるような、通常時の食事やオヤツに近い味のもの、知っているメーカー品等をできるだけ選ぶことをおすすめします。
3.リュックやかばんに入るサイズ感
防災備蓄の非常食は、防災袋やリュック等にサッと入るようなコンパクトなタイプがおすすめ。いろいろな製品がありますが、やはり携帯性と安全性・長期保存という面からだと「缶詰」が一番便利です。
4.まとめ買いだと省スペース
「防災備蓄の非常食はキチンと置いておきたいけれど、置くスペースが狭くて…」ご家庭だけでなく、オフィスや施設等でも防災備蓄の非常食が幅を取る問題は頭が痛いですよね。
防災備蓄用品はバラバラに買い揃えるより、同メーカー・同製品で様々な味があるものをまとめ買い・セット買いするのがおすすめ。同じサイズの製品だとコンパクトに箱に詰められているので、保管時の場所を取りにくいです。
5.激安店舗に要注意!
防災備蓄用の非常食の缶詰や飲料水等については、激安系の店舗での販売に十分に注意しましょう。「割引率が良いから」と5年保存の缶詰を安い通販で買ったら、すでに保管が1年近く経っていて4年保管しかできなかった…こんなケースが珍しくなくなっています。
安さだけですぐに賞味期限が来てしまっては、せっかくの長期保管の缶詰の意味がありません。ちなみに当社「おかしのフェスタ」では、賞味期限をきちんと確保すべく、お客様に製品をご注文いただいてからメーカー発注するシステムを可能な限り導入しています。
おすすめの備蓄用非常食
「防災備蓄の選び方のポイントはわかったけれど、実際にどんな製品が良いんだろう」と悩む人も多いことでしょう。最後に、おすすめの備蓄用非常食をご紹介していきます。
手軽さが魅力の「クラッカー」「ビスケット」
まず最初に押さえておきたいのが、クラッカーやビスケット等が入った缶詰です。
- クラッカー
- ミルクビスケット
- カンパン
人気のブルボン製品
上でも解説をしましたが、備蓄の非常食は「どうせ非常食だから」と言って適当なメーカー製品を選んではいけません。非常時に食べるものだからこそ、美味しく、安定した味を保証するメーカー品を選ぶことが大切です。
このクラッカー缶・ビスケット缶は、お菓子メーカーとして不動の人気を誇る「ブルボン」が製作しています。「アルフォート」「ルマンド」「ホワイトロリータ」等の人気商品は、誰もが一度は口にしたことがあることでしょう。老舗メーカー製品だからこその「味への安心感」が、この製品の大きな魅力のひとつです。
5年の長期保管缶だから安心
一般的なお菓子だと、賞味期限は大体半年~1年程度です。そのため備蓄袋やリュック、引き出し等の防災備蓄に一般的なお菓子を入れると頻繁に交換をしなくてはなりません。「いざ!」という時にお菓子を出してみたら食べられない…これでは意味がありませんよね。
ブルボンのクラッカー缶・ビスケット缶は、5年の長期保管ができます。備蓄袋やリュック、引き出し等に長く入れておくことができ、手間いらずです。
職場に1缶、リュックに1缶、車に1缶
クラッカーやビスケット類は、飲み物と組み合わせれば「とりあえずの一食」にもなりますし、間食代わりにも使えます。ご自宅でのオヤツとしての備蓄にはもちろん、職場の引き出しに1缶、自家用車に1缶等、まとめ買いをしてあちこちに置いておくのがおすすめです。
1缶で満足できる「弁当缶」
次はサンヨー堂の弁当缶詰です。当社では3食の弁当缶詰をセットにした商品をご用意しています。
- 牛めし
- 鳥めし
- 五目めし
(まとめ買い特価)サンヨー堂 弁当缶9缶セット
【防災備蓄非常食】×5セット(合計45缶)
味も高評価!誰もが好むお弁当の味
サンヨー堂の弁当缶詰は「牛めし」「鳥めし」「五目めし」とバラエティ豊かなラインナップになっています。人気の理由としては、やはりその「美味しさ」が挙げられるでしょう。実食した人たちからの味への高評価は留まるところを知りません。
おかず要らずで手軽に満足
サンヨー堂の弁当缶詰はおかず無しでも美味しく食べることができます。「とりあえずひとつ、ごはん的なものを携帯しておきたい」「リュックに缶詰をひとつ入れておきたい」そんな時には、きちんと一食になる「弁当缶」が便利です。
コンパクトなのに食べごたえアリ
サンヨー堂の弁当缶は、見た目こそコンパクトですが、中身はかなりギュウギュウにしっかりと詰められています。1缶は約180~185g程度であり、しっかりとした食べごたえが感じられるのも魅力です。
ほっとできる和食の「おかず缶」
もう1種類、防災備蓄として非常食をプラスするのならば、同じくサンヨー堂から発売されている「おかず缶」のセットがおすすめです。
- ひじきふっくら煮
- 切干大根うま煮
- たけのこやわらか煮
- 牛すきやき風
- きんぴらごぼう
被災時のビタミン・ミネラル不足対策に
被災時の非常食は、どうしても食べごたえやエネルギー補給を目的としたものになりがちです。主食としてのご飯やパン、糖類補給等はできても、ビタミン・ミネラル等が不足してしまい、栄養バランスが乱れることが懸念されます。
栄養バランスの乱れは体調不良を招くだけでなく、被災時の疲れやすさやストレスの原因となることも。被災時もできるだけ健康的に過ごすべく、副菜が豊富な「サンヨー堂のおかず缶」をプラスしてみましょう。
米やおにぎりと合わせ「いつもの献立」
サンヨーの「おかず缶」と、備蓄用のアルファ米やおにぎり等と組み合わせれば、ちょっとした定食風の献立が出来上がります。「いつもの食卓に近い雰囲気」を醸すことで、体だけでなく心もほっと寛ぐはず。被災した時こその「気持ちがやわらぐ食事」を準備しておきましょう。
シニア層には特におすすめ
特に高齢者層は一般的な非常食が口に合わず、被災時に栄養欠乏等のトラブルが起きるリスクが懸念されます。親しみやすい副菜の多い「サンヨーのおかず缶」は、シニア層のいるご家庭や福祉施設等の防災備蓄には特におすすめです。
サンヨー おかず缶12缶セット【防災備蓄非常食】×6セット(合計72缶)
おわりに
防災備蓄の非常食については、かつては「カンパン一個あれば良い」といったザックリとした考え方が主流でした。しかし現在では実際に被災した方達の声を踏まえて、より適切な防災備蓄の在り方が考えられるようになっています。
当社でも多くのお客様を支えられるよう、防災備蓄の非常食の展開をさらに増やしていく予定です。備蓄の選び方や数量等でお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください!